朱乃紅スキゾ日記

管理人朱乃紅の統合失調症の闘病記、雑記

劣情は握りしめ

読売新聞の記事で本当に悲しいニュースを読んだ。

訪問介護ヘルパーの70歳の女性が訪問中、わいせつな行為をされたのち踏みつけられ死亡させられたというのだ。その裁判があったそうだ。被告は53歳無職の男である。

男には統合失調症などの影響があったと弁護側は主張。しかし、裁判長は被告が被害者の遺書を偽造するなどしていたことから「善悪を判断する能力はあった」と判断した。

大阪地裁の裁判長は、懲役8年の実刑判決を言い渡した。

70代の介助にきている女性が、わいせつな行為をされた後、踏みつけられて殺された。こんなおばあちゃんになぜ?もちろん若ければいいということではない。しかし、あまりにも無残ではないか。70でも懸命に老人や障害者の世話をしていたのに、こんな酷いことがあるのか?私の親ほどの年齢の方がこんな無残な死に方をしたことを知って、私は涙を禁じ得なかった。そして、その男の弁護士が統合失調症を主張したことに異議を唱えたい!言わずもがな私は、統合失調症である。確かに統合失調症、つまりかつての精神分裂病は、狂気の病である。人を暗黒に蹴り落とす。未だ完治させる方法は見つかっていない。だが、だが、例え統失でも真面目に懸命に立派に生きている人はたくさんいるし、わたしとて苦しみの中精一杯生きている。この男が統合失調症だからといって、こんな残酷な犯罪を犯したことは統合失調症とは関係無い!はっきり言おう!この男の統合失調症はただの病気。この事件の犯罪とは関係無い!

全くこういう事件が起こるたび精神障害者はいつもやり玉にあげられる。

私もより一層自分の帯をしっかり締めなくては。劣情は握っても、それを発出するのは絶対に弱者に対してであってはいけない。

EGOISTの歌詞を引用したつもりだったが、誤用していたようだ。しかし、この記事に関しては、このタイトルでいいと思う。