朱乃紅スキゾ日記

管理人朱乃紅の統合失調症の闘病記、雑記

藤村歩さん、戻ってきてくれ!

私は、声優の藤村歩さんの演技がとても好きである。

もちろん、大好きな『機動戦士ガンダムUC』のヒロイン、ミネバ・ラオ・ザビの声をやっていたことが理由だが、その他にも『テガミバチ』のニッチや『聖剣の刀鍛冶』主人公セシリーなどの演技も大好きだ。高音、低音幅広い声を使い分けることができ、しかもそれぞれがとてもインパクトのある声で、キャラクター一人一人が生き生きとしている。

話を戻すが、私はとにかくミネバの声の藤村さんが一番好きだ。ニッチなど子供キャラなどの声も魅力的だが、ミネバの抑えた低音がとても心に響く。ユニコーンをやったときは、この配役はばっちり決まったと思った。ファーストガンダムで赤ん坊だったあのミネバがゼータでハマーンの操り人形になっていたミネバが、そしてZZでは、影武者になっていたそのミネバが本物のミネバ・ラオ・ザビユニコーンで魅力的な女性になり戻ってきた。そしてその声を演じたのが藤村歩さんだった。私は、2012年のガンダムユニコーンの4最速上映&コンサートに行った。あの時、6で完結するはずだったユニコーンが7まで続くと聞いて嬉しさを抑えられなかった。そしてそのコンサートではバナージ役の内山昂輝くんやリディ役の浪川大輔さん、そしてフル・フロンタル役の池田秀一さんまでが登壇して朗読劇をやったのだが、その時の藤村さんの安定した信頼のおける演技がもの凄く心に響いて私は感動した。澤野弘之さんのコンサートも本当に素晴らしかったのだけど、朗読劇は本当に感極まった。ユニコーンは私にとってZガンダムに勝るとも劣らない作品だ。その作品に出た全ての声優さんと古橋一浩監督始めスタッフに感謝を送るとともに、この作品を作った福井晴敏さんをリスペクトする。

その後、藤村さんの朗読をもう一度聴く機会に恵まれた。それは、『ジオンの世紀』というこちらも朗読劇とコンサートで藤村さんは、再びミネバの声を演じた。ミネバを狂言回しにした劇だったが、そこでの藤村さんの声もよかった。

この時は、私のカリスマ、カミーユ・ビダンの声を演ずる飛田展男さんもカミーユ役で演じており、カミーユの声が時代を超えてバナージにまで届いたことに感銘を受けた。

そして、ここまで来て、もうミネバの声は藤村さん以外にありえないと確信した。

続く、『機動戦士ガンダムNT』でもミネバは健在だった。

そして、今、”ユニコーン2”が作られるのではないかとの噂を耳にした。

本当ならば、もちろんそこにはミネバが登場するだろう。そのミネバが藤村さんであって欲しい。どのようなことで無期限休業となったのか、ご病気なのか、ご結婚なのか、お子さんが生まれたのか、全くわからないけれど、もし、また藤村さんのミネバをスクリーンで見ることができれば、幸せである。人には様々な事情がある。だから、無理なことを言うことはできない。一ファンとして勝手なことしか言えない。お辛い状況なのかもしれない、もしくは、また別の事情なのかもしれない。ましては、このコロナ禍である。だけれど、藤村歩さんは、素晴らしい声優さんと私は思っている。

ミネバ・ザビである! 逃げ隠れするつもりはない。道を開けよ!」

あの清澄な声は、私の中で息づいている。