朱乃紅スキゾ日記

管理人朱乃紅の統合失調症の闘病記、雑記

『1917命をかけた伝令』など

今日はアマゾンプライムで『1917命をかけた伝令』を見た。

私は、ナチスドイツとの戦争映画が好きで時々映画館やDVD、アマゾンプライムで見ているのだが、今回もこの作品をアマプラで見た。1917年は、まだナチスドイツではないのでこの映画は、ドイツ帝国の時代のものだが、それでも中々見ものだった。

この映画でまず思ったのは、セットが本当に凄いということだ。よくぞあれほどのセットを作れたと感心した。そこで描かれる兵士二人の伝令行は、鬼気迫るものがあった。

同じような作品で、『ダンケルク』や『ザ・ハント ナチスに狙われた男』でもそうだったが、極限の状態でも、自分の責務を全うしようとする人間ドラマには、心打たれる。

個人的には、『ザ・ハント』の切迫感はものすごいものがあったのでこちらの方が好きだが、『ダンケルク』も凄い迫力があった。

私は、自分の弱さを嫌でも思い知らされる。私のような人間が、戦争に駆り出されたら、たちまち死んでしまうだろう。私も私なりに日々を闘って生きているがこういった状況では、全くの無力だろう。それは、誰しもが同じで、人間一人の力などいかほどのものでもないが、これら映画では、その個人の力が、時代を動かすというテーマを掲げている。ここにヒーロー的な何かを求めようとしているのだろうか。私は、これら作品に何か勇気をもらえるような気がする。しかし、私は、弱い。どうしても、そういう人間にはなれないだろう。けれど、生きるために踏ん張って生活するしかない。

巨大災害に見舞われたとき、戦争に巻き込まれたとき、生き延びることができるとは思えない。でも、それでも生きようとする人間でありたいと思う。