ハネケ監督の『カフカの「城」』を見たのですが……。
さっぱりわかりませんでした。煙に巻かれたようです。
時代背景とか設定とか何がなんだか。
カフカ自身読んだことがないので余計にわからなかったのかな。
しかもこの作品はカフカの作品でも未完だったようで、映画も結末がないまま終わっています。それでも、ハネケ監督の独特のカットの仕方で、まあ最後まで見ることができました。私がこの作品を見て唯一救われたのは、『ファニーゲーム』で出演したウルリッヒ・ミューエとスザンネ・ロータが出演していたことです。この二人実際のご夫婦だったんですね!でも、結婚したのが、(ファニーゲーム)作品と同じ年ということは、きっかけは、『ファニーゲーム』なのか?とても業の深い映画だなつくづく。そして、もう一人フランク・ギーリングも出演していて、この作品もちょうど『ファニーゲーム』と同じ年に放映されていたらしいことを知って、『ファニーゲーム』の衝撃を和らげてくれました。でも3人とも若くして亡くなっているのはとても残念です。とりあえずこれでハネケ監督の作品は、7作品見ることができました。このGW中にもう3作くらいみられればいいと思います。(GWはあまり私には関係ないのですが)この映画を見てフランツ・カフカに興味が出たとまではいかないけれど、『変身』を読んでみようかな。グレゴール・ザムザの名前はよく聞くし、何かのアニメのモチーフになっていたような気もする。(思い出せないが)
明日からまた通常営業です。今日はこの辺で。