朱乃紅スキゾ日記

管理人朱乃紅の統合失調症の闘病記、雑記

サークル会議

私の所属する文芸サークル代々木果実混合(よよぎフルーツミックス)は、ライトノベルを中心にした短編集を文学フリマというイベントで販売することが主な活動内容だ。

ときに、会議を行い、時に飲み会などを行って半年に一度の文学フリマは、16回連続出店をし、今年で10周年を迎える。私は、一応そこのリーダーを務めているのだが、なかなかどうしてこれが大変だ。総勢12名のメンバーをまとめるのと、障害者(私を含む)と健常者のミックスの中で、また物書きという一癖も二癖もあるメンバーということもありこれまた骨が折れる。なおかつ私と先輩以外は皆一回りくらい年下だ。(先輩と私も10歳ほど差があるが)だが、色々と困難もあったが、それでも、10年活動を行ってきた。それは、私にとっても、皆にとっても十分誇っていいことだと思う。しかし、そんな私達の活動も昨年から広まった新型コロナウイルスのせいで中断をせざるを得なくなった。文学フリマ自体昨年5月のイベントは中止、私達の都内の会議室での会議や飲み会もできなくなり、活動は一時滞った。しかし、なんとかできるメンバーで力を結集し11月の文学フリマには参加ができた。しかし、コロナ禍での販売は、非常に厳しく、なんと販売数は一冊のみ。毎回必ず購入してくださるお客様一人だけだった。(それだけでも嬉しかったのだが)これは、困ったことだと今年は、オンラインで活動することを増やすことにした。昨年6月に実験的にオンライン飲み会を行い。今年に入って初のオンライン冊子読み合わせ会を開いた。参加人数は少なかったが、それでも、実のある会になった。そして、先日二回目のオンライン会議を行った。議題は、5月の文学フリマはどうするのかということと、10周年記念冊子はどのように刊行すべきかということだった。若手から様々な意見が出て、私も意見を出しつつ、まとめ役を行い、一通りの答えが出た。その結果というのは、5月の文学フリマの参加は見合わせて、(不参加)11月に注力するということだった。10周年記念冊子もその時に新刊と同梱する。しかし、私は若手の意見を尊重しようと思ったものの、幾分不服があって、一晩寝かせた。起きてから思ったのは、記念冊子は、やはり多くの人に渡るべきだということだ。昨年11月の文学フリマのように1冊しか売れないという自体が起こったときに、記念になる冊子が同梱では、記念冊子の意味がない。ということで、私は、記念冊子を先着で配るという考えを提案した。それに対する返答はまだないが、来月のオンラインの話し合いで決めたいと思っている。

願わくば、11月の文学フリマが無事開催されて、コロナウイルスが収束に向かっていることを。しかし、私達の会議もオンラインが有効に活用できることを知ったので、これは大きな一歩だと思う。世界が変わるなら、こちらもそれに対応しなくてはいけない。ライラ・ミラ・ライラもジェリドにそう諭していた。人間はいかなる状況にも適応できる種だということを信じたい。