朱乃紅スキゾ日記

管理人朱乃紅の統合失調症の闘病記、雑記

不調と根性

今日も不調でした。ほんとにしんどかった。けれど、私は、心の中で、「辛抱、我慢、辛抱、我慢」と唱えて今日の勤務を乗り切りました。休憩中にメールチェックしたら、身に覚えのない請求が来ていてびっくり、それで、挫けそうになったけど、「根性、我慢」と唱えてクリアしました。そう。私は、昭和世代の生き残り。第二次ベビーブームの申し子。子供がたくさんいて、競争社会で生き残るには、そういう非効率的な精神性が必要だった。いや、必要だと叩き込まれていた。今では、間違いになっているけれど、私は、そうして生きるしかない。当時のアニメ、初代ガンダムでは、最初ぐずるアムロにブライトが手をあげる。そしてアムロの有名なセリフ。「二度もぶった! 親父にもぶたれたことないのに!」

それに対し、ブライトは「それが甘ったれなんだ! 殴られもせずに一人前になったやつがどこにいるものか」と言う。

これ完全に今なら体罰だがら、裁かれるよね。でも、私達の時代ではこんなの当たり前だった。先生にもぶたれるし、先輩にもぶたれるし、友達にだって殴られたりもした。

そうやって生きてきて悪いことばかりではなかった。悪い事をしたら大人に叩かれる。それは至極当然のことのように思える。だから私はブライトの言葉は特に身にしみる。私は、子供がいないからそういう場面に出くわすことはまずないけれど、体罰は絶対にだめとは私は言えない。

でも、それが虐待などの問題を引き起こしていることは事実だ。

何が正しくて何が間違っているか、もう今の時代簡単に線引きはできないんだ。

子供が悪いことをしたら、叩くのではなく、諭す。それが今のスタンダードな倫理なのかもしれない。私は暴力を全て否定はしない。暴力が悪に立ち向かう力になるときもある。

でも、そんなのもう古いんだ。私は、時代に取り残された。

そして、私は、弱い。運動神経と筋力はある程度自信があるが、消化器系がめっぽう弱い。ちょっと油のものを食べるとすぐに下痢。しかも肛門括約筋が弱いのか、我慢ができない。ほんと漏らしそうだったことも多々ある。漏らしたこともある。

だから、私は、年老いたときのために「便ケアノート」というものを作った。あんまり活用していないが、日々の便の記録を取ってじじいになったときにヘルパーさんに読んでもらうためだ。ちょっと暴力の話とは随分それてしまったけど、私は本当は今日の日記でこれを書きたかったのだ。自分の脆弱性。精神だけでなく身体も。もちろん、身体の弱さが精神の弱さを反映しているというところもある。

だけど、私には、根性がある。叩き込まれた根性がある。辛抱、我慢。昭和の生き残りとして、これだけは持っていよう。たとえ時代錯誤だと言われようと。