朱乃紅スキゾ日記

管理人朱乃紅の統合失調症の闘病記、雑記

よう実と友

 最近、天候のせいか疲労が酷く、仕事を休んでしまったり、疲れが取れず一日十何時間も寝てしまって、それでも疲れが取れず、参っているところに家にネズミが出始めて、それの駆除対策が大変だったり、凄く参っている。そんな時、親友から連絡があって、少しラインで会話してみたら、友人もこの天候で不調らしい。それでお互い励まし合ってそんなやり取りをしていたら、元気をもらえて、そして最後にケアルをかけてくれて嬉しかった!本当に親友には助けられている。

 それと話は別なのだが、けれど、関係ないことも無くて、今期のアニメで『ようこそ実力至上主義の教室へ3rd Season』が放送していた。私は、一期からずっと見ているのだが、凄く好きで、今期も終わってしまい、少しロスになっている。

 ようこそ実力至上主義の教室へ、略して『よう実』は、高度育成高等学校というめちゃくちゃ実力に特化された高校に通う生徒の物語だ。高度育成高等学校は、生徒一人一人にポイントが付与され、それで自由に買い物や遊びをすることが、巨大な学校の敷地の中で許されている。しかし、クラスは上からAからDまでの4クラスがあり、試験の成績や素行態度などでポイントが加算されたり減じられたりする。そこで主人公はじめそれぞれの生徒は、協力したり切磋琢磨しながら上のクラスを目指すのだが、そこには、権謀術数があり、足の引っ張り合い、貶めたりする奴らも出てくる。そしてこの学校に特有の特別試験という様々な仕掛けが張り巡らされている。主人公の綾小路清隆(あやのこうじきよたか)は、元々ホワイトルームという実験室で育てられた超ハイスペックな能力者なのだが、その爪を隠して、平凡な生徒として過ごしている。しかし、その実力を発揮せねばならない自体が次々とやってきて……。これ以上言うとネタバレになってしまうので、後は、ぜひアマプラなどで御覧くださいと言っておくが、私はこの作品からとても学ぶものがあった。

 それは、実力至上主義というのは、本当は、どの世界でもあることで、そこで蹴落とされたり、逆に支えられたりというのは、あることなのだけれど、よう実はそれがあからさまにまるで当たり前の様に表現されていて痛快だ。一期のOPでZAQが歌う『カーストルーム』という歌の歌詞のように、「君はどう生きるのかって問われたみたいだ」というようにまさに容赦の無い力が示される世界だ。そんな作品だけれど、やはり救いもある。清隆は、まるで感情のない正確無比なロボットの様に振る舞っているが、その中には、どこか正しさがあって、過去に過ごしたホワイトルームという実験室から抜け出そうという自由の兆しが見える。

 私は、この作品と現実の世界を色々と比べたりしながらそれでも、まだ足掻き続けようと思った。それは、まさに友がいるからで、それから、私を支えてくれる家族や、嫁、そして、様々な人達また好きなアニメや音楽、心理学。色々なツールを駆使して生き抜こうとするのはまさによう実の世界と同じだと思った。

 世界は、混迷の色を呈している。戦争、貧困、差別。よう実の世界よりもずっと酷い実力者すら貶められる地獄の世界かもしれない。だが、私は、こうして生きているし、生かされているのだから、精一杯生きなければいけないと思う。そういうことを学ばされる作品だし、そして、友情は大切にして、生きていこうと思う。二年生編のアニメ化を期待して。