朱乃紅スキゾ日記

管理人朱乃紅の統合失調症の闘病記、雑記

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』二回目(注意!ネタバレあり)

一昨日に続いて、本日二度目のシン・エヴァンゲリオン劇場版を見てきました。

批判的なツイートや話も聞いたけれど、惑わされず二回目を見ようと映画館に向かいました。朝だったので、お客は少ないかと思ったけど案外多かったです。

私は、ちょっとギリギリだったので、トイレに一回だけ行って、上映に臨みました。

(ここからは、ネタバレを含みます、未見の方は、注意)

 

そして、最初のパリの舞台。個人的には、フランス映画が好きなので、雰囲気的にパリを選んだのは、好感がもてました。コア化したパリを浄化して、ユーロネルフのビルが次々に出現するシーンは面白かったです。それから、エヴァタイプの様々な形態が現れて、陽電子砲(ポジトロンライフル)があの発電もどきエヴァから給電しているのにはびっくりした!(BBなんとかだっけ)。マリの大活躍もばっちり見届けました。

今回マリの活躍と役割がものすごく重要でしたよね。私はマリが好きなので嬉しい限りです。そこから場面は移ってクレーディトというヴィレが支援してできた組織がある村にシンジたちは到着するんだけど。私は、ここのシーンがめちゃくち好きです。

トウジやケンスケが大人になっていて、二人共もの凄く成長(精神的にも)していてここからシンジの心が回復していく時間が流れていくんですよね。

トウジは村の無認可の医者になっていて、委員長と結婚して子供もできているし、ケンスケはケンスケで村の存続のためのなんでも屋(と本人が言っている)というか調査だったりいろんなことをしていて、ほんとうにあの三バカトリオだった二人がこんなに大人になるんだってほんと感動しました。シンジは初めずっと引きこもっていて、アスカに散々こけにされて家出して。相変わらずだな〜って思うけれど、前よりシンジに対して怒りを覚えなくなってきた。シンジの境遇を考えられるようになったからか。私が年をとって寛容になったのかそれはわからないのだけど。そして、綾波の初期ロットが少しづつ人間らしくなっていくのもよかった。最後にネルフ以外では生きられない初期ロットが死ぬシーンでシンジはようやく覚醒したんですよね。

そして、ここからは、ヴンダーがネルフ本部に急襲をかけることになります。

今回の映画の見せ場の艦隊同士の激しい戦闘とマリとアスカの戦い。

凄まじい戦いの果に何が見えるのか。是非映画館で何度でも味わって欲しいです。

(このまま書いていくとあらすじ全部かいてしまいそうなのでこのへんで止めます)

でも、言わせてほしいのは、ラストのラストマリがシンジを助けに来て。

ああなるとはなぁ。でも!私は、これでいいんだと思っています。

私は、この映画を見て本当に救われました。何が?そうだね。最高のデトックス効果といえばいいのかな。私の中の毒や迷いが流されて、私のやるべきこと、どうすべきか。それが見えてきた。それくらい。大きな影響を与えた映画でした。

人生を変えたアニメの一つと言っても全く過言ではないです。

もちろんZは、私の原罪だから超えるものはないけれど。とにかく、これを読んでしまっても映画を見なければ絶対にあの感動は味わえない。興味を持った方、見るか迷っている方。是非劇場に足をお運びください。もちろん、コロナウイルスはまだまだ健在なので、心配がある方は無理に行くことはしないでください。その時は、円盤が発売するのを待ちましょう。先日一緒に行った友人に聞きましたが、シン・エヴァのことで賛否両論真っ二つに分かれているらしいです。もちろん、人には色々な意見があるので否定はしません。それがカオルくんも言っていた相補性のある世界ということでしょうから。ですが、私にとっては、十年、いや三十年に一度(エヴァの作られた年も考えて)

の名作と断言します。

些末なことですが、今回は私、トイレに間に合いませんでした。二時間半あるので、ご鑑賞の際は必ずトイレにできるだけ行っておきましょう。