朱乃紅スキゾ日記

管理人朱乃紅の統合失調症の闘病記、雑記

こんにちわ『偽りなき者』、『聖ルミナス女学院』など

どうも、昨日は、不調ですみませんでした。本日も、減薬を試していたところで、やはり症状を起こしやすくなるようです。でも、薬を減らしていかないと、全体的な体の不調は、治らないし、薬に依存的になってしまうところもあると思う、辛いですけど少しづつ試していかなければならないみたいです。(本日の発作も一時間強続いた。)

ところで、今日はデンマークの映画で『偽りなき者』という作品をDVDでレンタルし、見てみました。主演がマッツ・ミケルセンという俳優ですごくかっこいい、ダンディなおじさんです。この作品でカンヌ国際映画祭で男優賞を取っています。

話は、いたって単純で、幼稚園で保育士の仕事をしていたミケルセン演じるルーカスという男がある一人の園児の嘘(ルーカスに性的いたずらをされたという)によって人生を狂わせられていくという話です。園長がその女の子の嘘を完全に信じてしまい、街中で噂になり、警察にも連行され

ルーカスは迫害されてしまいます。それでも、無実を訴え続けるルーカスに元妻との間に生まれた息子(14,5歳?)が助力をしてくれて父の無実を証明しようと抗ったりするのですが、大人たちの力によって押しつぶされてしまいます。それでも戦い続けるルーカスの結末は……。後は、興味を持ったら見てほしいと思います。

ミヒャエル・ハネケ監督の作品のようなひねくれた作品ばかり見ていたせいか、とてもシンプル過ぎて物足りなさを感じはしましたが、それでもカンヌで男優賞を取った程のミケルセンがやっぱりすごくかっこいいです。(北欧の至宝とも言われているらしい)どんなに汚名を着せられていても戦う姿勢に惚れます。そして、彼の息子のマルクスが父のために抗う姿に涙してしまうこともあるでしょう。これをみると私にも息子がいたらなとありえぬ想像をしてしまいました。とにかく、シンプルですが胸を打つ作品でした。

もう一つは、まだ最後まで見てはいないのですが、『聖ルミナス女学院』というアニメです。これは、私VHSで持っていていつか見ようと思っていたらdアニメストアで配信されていたので最近一話づつ見ています。

放送当時私はリアルタイムで何話か見ていたのですが、Hそうなタイトルからは想像もつかない不思議なミステリーの物語になっていてとても魅惑的です。

というのも、監督が私の好きな『DTエイトロン』のアミノテツロー監督でリアルとアンリアルを行き来するような所が惹かれます。男子高校生がひょんなことからミッション系の女子校の理事長になるというありえない話なんですが、そこにアミノ監督のテクニックが入って、女子高生たちの日常がとても生き生きと描かれていて、私もこの高校に行ってみたい!とおもってしまいます。(おじさんですみませんm(_ _)m)主人公の海平は、今シン・エヴァンゲリオンのケンスケ役でときめいている岩永哲哉さん、女装した友人の龍三はガンダムシードのキラ役で有名な保志総一朗さんです。(私は本物のサイン色紙を持っている)

二人共とてもいい演技をしていて、見ているとまるで私も学園内に入っていくような錯覚を覚えます。女の子の声優としては、飯塚雅弓さんとか浅川悠さんとか当時のアイドル声優が目白押しです。90年代って深夜アニメの黎明期で、私もその頃の作品を見て育ったので、見ていると時代を遡る気がします。前回お話した『アキハバラ電脳組』なんかもその時代の作品でとても魅力的です。セルアニメからデジタルに移行していく中で作画もどうなの?ってところも多いのですが、実験的ですごく面白いです。

ちょっとしばらく、90年代を探ってみてもいいかと思っています。

あっと、まだミヒャエル・ハネケ監督作も借りているのでその感想もまた載せたいと思っています。では。