朱乃紅スキゾ日記

管理人朱乃紅の統合失調症の闘病記、雑記

『シドニアの騎士 あいつむぐほし』感想とか

昨日、劇場版『シドニアの騎士 あいつむぐほし』を見てきました。

日曜の最終の回だったのですが、シアターに入るとお客は、私一人。

まだ、上映したばかりなのに大丈夫かな?シドニア、と思っていたら、予告編が始まる頃には多少座席が埋まりました。でも、鬼滅やシン・エヴァのようではなかった。

まあ、シドニア自体上の2つに比べたら認知度は、落ちるのでその点は仕方ないと思います。

で、映画の方ですが、良くできていると思いました。私は、シドニアの漫画は全巻読んで、TV版も1期2期とも見て映画に臨みましたが、漫画もTV版も見たのがだいぶ前なので、ストーリー展開など忘れているところがかなりありました。そのうえで見た劇場版でしたが、まず、TV版ではまだまだ先が長い物語を二時間弱の映画でどこまでできるのか不安だったのですが、そこを上手く設定を変えてつないだ所が良かったと思います。恋愛映画としても見れる『あいつむぐほし』なので、つむぎ以外のイザナやゆはたのルートはありません。私個人としてはイザナ推しなので、ちょっとがっかりでしたが、そこを省いてつむぎに集中したのは映画として正解だったと思います。もちろん、漫画のラストもイザナとゆはたの部分はあまり受け入れ難いのですが、でも、ヒロインは、つむぎですから仕方の無いことかもしれません。人間と異形それでも、恋愛は可能かというところを描くのは困難を極めると思いますが、つむぎのひたむきさは、映画をみていて私の胸に届きました。恋愛以外でも、バトルシーンはとても見ものだと思います。ポリゴン・ピクチュアズの力を集結した出来栄えになっています。3DCGの進化を感じます。TV版の時からそうでしたがセルルックで3Dを描くところに私はアニメの可能性を見る気がしました。劇場版ベルセルク神山健治監督の『009』などもそうでしたが、これからもセルらしい3DCGのアニメに期待をします。

設定がTV版から10年後という原作とは変更したところに新キャラを出演させて上手く納得感を出したと思います。シドニアに出会って原作の弐瓶勉さんが好きになった私は、今連載中の『人形の国』も読んでいます。ぜひアニメ化して欲しいと思います。『BLAM!』も読みたいと思っているのですが、金銭的にちょっと集められなくて、これから買おうとも思っています。とにかくシドニアは完結しました。ちょっと寂しいけれどまたどこかで会えれば嬉しいです。