朱乃紅スキゾ日記

管理人朱乃紅の統合失調症の闘病記、雑記

バイキルトと『セブンス・コンチネント』

私は昔SNSで人に、バイキルトをかけているのではと言われたことがある。そうだ。この病気で戦って行くにはバイキルトをかけるしかない。

だけど、そうやって追い詰めれば後は無い。

だから、今は、バイキルトをかけながらもベホイミをかけるしかない。

そうやっている。生きている。どうしてか身体の調子がもの凄く悪い。

朝起きる。めちゃくちゃ怠い。身体に力が入らない。そのまま仕事に行く。

それはとてもしんどい。半分以上は肉体労働だから。けれど、その中でお客様応対がとてもしんどい、頭が回らない。コンフューズしてくる。テンパる。なんとか切り抜けるがその後限界が来て発作が起こる。逃げなくては行けない。回避、回避。

どうしちゃったのだろう。何故、身体がしんどいのだ?精神の病なのに。

身体が元気ならなんとかなってきた。でも、最近は身体がとてもしんどい。

そこから、精神に移ってしまう。バイキルトをかける。けれど、続かない。

考えられる要因はいくつか上げてみた。その中の一つづつを消去してみる。そうやって確かめる。必ず要因があるはずだ。だから私は認知行動療法精神分析を折衷したいと思った。そうそれでいい。明日は、回復してくれると嬉しい。

『セブンス・コンチネント』を見た。ミヒャエル・ハネケ監督の初監督作品らしい。

彼の手法は先日述べた通り何となく分かっている。だけど、この作品は全くわからなかった。意味不明だった。実際の事件をモチーフにしているようだが、ラストまで何もわからなかった。いつもそうだ。ハネケ監督作品は最後にいつも仕掛けをしている。でも、とてもしんどい映画だった。何故なのかわからない。この物語のラストの理由が。

大体、社会問題を忍ばせている。この時代はイラン・イラク戦争があった。それを劇中ラジオで流している。イスラエルのラビンが首相になる前だったようだ。私は、ラビン首相のことは、何故か覚えている。パレスチナに融和的だった人だ。そういう語り方は、面白い。難解なこと政治的なこと、よく分からなくても、分かりたい気持ちにさせる。

映画はとても退屈なのに、何故か画面から目を逸らせない。そして、見終わったあとには、必ずハネケ監督は面白いと思うのだ。次は、もう一度パルムドールの『白いリボン』を見てみる。