朱乃紅スキゾ日記

管理人朱乃紅の統合失調症の闘病記、雑記

強迫性障害(昔の記事)

私は統合失調症患者だが同時に強迫性障害を持つ。とても生きづらい。

その症状のために私は、このブログの2年前にも書いた当事者研究というものを受けた。認知行動療法の一種だが、その当時は極度の売却病に苛まれていて、その対処のために当事者研究を利用した。効果はあったが、それでも私の強迫、そして、売却病、恋愛病は消えていない。私はその後、酷い強迫に襲われ、医療のつてを辿って、強迫性障害に焦点を当てた認知行動療法の全十回のセッションを受けることにした。

それは、ケースフォーミュレーションを経て、心理学的な知識を学び、目標を定めて、コーピングを使いながら曝露反応妨害法に則って実験を繰り返し、強迫を無くしていくものだ。けれど私の強迫性障害は、統合失調症に由来するので認知行動療法が中々病気にマッチしない。私の強迫の正体は、意味不明であり、全く根拠が無く、敵に照準を合わせることができなかった。しかし、私は、認知行動療法の実験シートを精神分析的思考を合わせることで曝露反応妨害法を実践可能にした。

強迫の正体は「欲望」だとしたのだ。欲望が私を苦しめ、私を強迫に落とす。

それで私はとうとう強迫を倒すことができたのだ。だが、そうことは容易に進むものではなかった。それがわかってもそれでも、強迫は起こった。主に、ネット、それから恐怖物の本やDVDだった。それらを所持しているのが怖くなり売る。それを繰り返すことになった。私は、思い切って曝露反応妨害法を更に逆療法と称して、ホラー映画を見ることを始めた。一日一ホラー。6日間ホラーを見続けてかなり怖いものがなくなった。

恐怖の強度を少しづつ強めていった。一番最初は『サスペリア2』それから『ゾンビ』

そして『エクソシスト』。名作と言われるホラーを中心に見ていく。そして、一気にスプラッターに向かった。『デモンズ』、『デモンズ2』を見て。もういいと思った。もう十分怖い物を見た。しかし、最後の決め手に『死霊のはらわた』を見た。これ以上怖いものはないだろう。まだ、あるが、それでもお腹いっぱいだった。

しかし、それにも関わらず、『セブン』のパンフレットを見つけただけで、気になり始めてしまった。結局何日間か戦って『セブン』も見たが売った。

強い。私の強迫は強い。3DSの『バイオハザード』ですら売ってしまった。情けない。これからどう戦って行けばいいだろう。しかし、このブログをもし公開できる日がくればそれは私の勝利の日だと思っている。一日一日溜まっていく下書き。だが、いつの日か日の目を見ることができればと思っている。