朱乃紅スキゾ日記

管理人朱乃紅の統合失調症の闘病記、雑記

フラッディングと全方位モニター

私は、フラッディングに成功した。成功率0.1%以下だったが、奇跡的に超克した。

私史上三番目の奇跡だ。良くやったと思う。ここまで来るのに一ヶ月と少し雌伏の時を過ごした。雌伏というより、酷い、ボロボロの一ヶ月だった。でもチャレンジすることは止めなかった。だから、ここまで来れた。鍵は全方位モニター。RX-78ガンダムは、コクピットは前面と側面しか見えない。しかし、RX-178ガンダ厶MKⅡは、360度全方位モニターになっている。なぜその様なアニメの話をするのかというと私がオタクだからだが、これは理にかなっている。私は、フラッディングを成功させ、そこで初めて自己実現ができると思い込んでいた。面と面で対応することを考えていた。しかし、そうすると何が何でもフラッディングを成功せねばならないという気負いが生まれる。そうすると負荷が多大に掛かる。だから、私は、それを俯瞰することにした。強迫性障害の治療で認知行動療法は使われるがその中でメタ認知というものがある。例えば強迫行為(例:手洗いとか、確認とか)をしている自分を自分の頭上から眺めてみることで冷静になれるという方法だ。それを利用したつもりではなかったが実際はそれに符合することになった。しかも私なりのオリジナリティは、それを一つのメタで視点を持つだけでなく、360度のメタで対応するということを考えたのだ。フラッディングと自己実現と他の仕事や趣味、生活のこと全部をメタで見てみる。すると全ての行為を監視できるパノプティコン的なメタ認知を獲得できることがわかった。

そうして私は、一ヶ月と一週間に及ぶ苦痛の生活から解き放たれることになった。

この方法が、明日どうなるか、私の状態が明日どのようになるかは、未知だ。しかし、少なくとも今日の朝よりは清々しい朝を迎えることが出来ると思う。

昨日、『かがみの孤城』を見て流した涙は、報われると思う。