フ「あなたは、オナニーをしたのではないですか?」
患「オーナニー(そんなことはとてもの意)」ドイツ語??
こんな様な対話があった気がする。多分適当だから間違っている。
でも大体そういうこと。フロイトは言い間違いから患者の真意を引きずり出す。
俺は、まあ、オナニーは気分次第でやっているよ。
でもね、本当に大事な時や、本当にやらなければならないことがある時、自慰行為なんてやっている場合じゃないんだよ!
だが、ほんの少しの気の緩みが劣情を呼び起こし、私を惨めなオナニーボーイに貶める。オナニーをする時は、気力体力十分な時にやるのが一番気持ちがいい。
しかし、人はどん底にある時自慰行為をすることがある。
宮本輝の『流転の海』3部までしか読んでいないが、
そこでヤクザの男が追い詰められ、死の間際、森の中、草むらで自涜をする。
どんな気分でそういうことをやるのだろう。まさに、死の恐怖を和らげるためにやるのだろうが、きっと、それは、ほんの一瞬の煌めき、まさに慰めにしかならないだろう。
でも、人間は、追い詰められたときに自分でも考えられない行動を起こしてしまう。
戦いに向かおうとしているのに、酒に溺れたり、大事な仕事があるのに、休んでしまったり。銃夢のストーリーでも、残酷な写真を撮ることが自分の生きがいなのに、それをせず、少女を助けてしまい、殺されるカメラマン。(これは良い例)今日の私は、そんな状態だった。今、戦わなくてはならないのに、逃げてしまった。そして、それは私の透徹した瞳を曇らせ、自罰の波にさらされることになってしまった。もう少しだもう少しで、あの寛解状態に戻ることができる。だから、気力を振り絞って、一点集中、穴を穿つようにブレイクスルーしたかった。
負け犬で終わりたくない。どんな人にもそれぞれの生き方がある。それを否定することは無い。だけど、失われたものを取り戻すことはできなくてもそれでも必死に生きたい。俺の戦いはまだ終わっていない。オナニー一つで崩れるような柔なハートじゃ生きてけない。もっと戦って本当に気持ちのいいオナニーをしよう!
補足だが、オナニーをする時は、実写のエロ動画でやる時より、二次元でやった方が、心の清々しさがある。なぜだろう。オタクだからかな。